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「はらぺこあおむし」はなぜ売れてる?

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母の愛の話

「はらぺこあおむし」は、あおむしが苦難と失敗を乗り越えて、自分の食べるものにたどり着く話です。産まれたばかりのあおむしは、リンゴを食べてもナシを食べても、おなかはぺこぺこで、ちっとも身になっていません。いくら食べても大きくなれないんです。最後に食べたものは、みどりの葉っぱ。あおむしは葉っぱを食べてはじめて、大きなサナギになることができるのです。あおむしのお母さんは、子どもが困らないように、ちゃんと食べるべきものの上に産んでくれていたのです。実は、母の愛が隠された物語なのです。

世界で4400万部売れてる絵本

エリック・カールが初めて自分でお話を作ったのが、「1,2,3どうぶつえんへ」です。(これもいい絵本です!)その後に描いたのが「はらぺこあおむし」でした。

最初は3枚の絵でした

最初の「はらぺこあおむし」は、緑色の虫が、リンゴを食べては穴を開け、梨を食べては穴を開け、最後にチョコレートケーキを食べて穴を開けるという短い3画面のアイデアだったそうです。そこから編集者と話しながらつくりはじめ完成しました。

翻訳は「もり ひさし」

翻訳は、「ちいさなきいろいかさ」のもり ひさしさん。原文にない言葉を付け足しているので、厳密な翻訳ではないそうですが、きれいなやさしい日本語です。作者のエリック・カールも、「ヒサシモリの日本語だからいい」と言ってるそうです。

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